「生涯、賃貸がいいのかな…それとも家を建てた方がいいのかな…。」
これって、今の時代の不動産の大きなテーマ。
ホテル暮らしをしてる著名人なんかもいますよね。
賃貸のメリットは「経済面」と「自由」です。
一方で、家を建てるメリットは「自己実現」ができることです。
自分の趣味嗜好、ライフスタイルの思いを形にできるのは、家を建てるか買うかしかないです。
キャンプが好きなら山や川の近くに家を建てて、自然とつながるテラスを作ったり。
お酒や料理が好きなら、飲食店のようなお洒落なカウンターキッチンが中心の間取りにしたり。
ピアノ教室や、小さなカフェを居住空間に隣接させたり。etc…
どんなに小さい憧れでも、自分の中にある大切なものを叶えてくれるひとつの手段が「家を建てること」です。
大きなローンを組んで夢を叶える…賃貸にはない大きな価値ですよね。
持ち家のデメリットは経済面
様々な社会的な背景から、持ち家が絶対いいとは言えない時代になってきました。
インターネット上でも良く、賃貸か持ち家か比較議論されています。
持ち家は、資産価値が下がっていくことと、ローン以外の税金や修繕費などの経費が掛かり続けます。
また、将来、家族構成やライフスタイルに変化が起こるのに、始めから決まりきった箱(家)を造ると、無理が出てきます。
結果として、リフォームやリノベーションも視野に入れなければいけません。
それを考えると、賃貸の方が経済面ではお薦めです。
でも、家賃を払い続けるのと、ローンを返し続けるのでは、ひとつ大きな違いがあるんです。
それは「気持ち」です。
家賃の場合は、どれだけ払い続けても、お金を「捨ててる」感は、無くなりません。
ローンの場合、当たり前ですが返済が終わればそれで終わり、後は自分のモノです。
頑張れるときに繰上げ返済してしまえば、年金生活に入る前に自分のモノです。
これって、すごい「安心感」ですよね。
転勤なんかで自宅を離れることになったとしても人に貸せばいい。
定年後、より快適な地に住み替えたとしても、人に貸せば賃料収入が年金の足しにもなります。
家に求めるもの
例えば、家族が増えても、賃貸のマンションやアパートで生活を続けるとしましょう。
そこで気になるのが、音の問題とか、上下左右に他人が生活している環境が快適かどうか?…です。
当然、住宅であれば…もしくは防音のしっかりしたRC造のマンションとかであれば、そこまで心配要りません。
賃貸の場合、貸す側は収支を考えます。
つまり、建物の性能を落として、建築コストを抑えようとするのが一般的です。
耐震性や、省エネ性や遮音性 etc…快適性を、コストを掛けて手に入れることができるのが「持ち家」なんです。
まとめ
昨今、人生100年時代と言われています。
働き方改革で、定年や定年後のあり方も見直されてきました。
じゃあ、あなたは自己実現の形として、ローンを組んで家を建てるのか?
それとも、経済面や、ライフスタイルの機動性のリスクを考えて、賃貸に住み続けるのか?
どうしても、賃貸と持家の比較は、経済的な面を見がち考えがちです。
自分の人生で大切なもの?…自分の趣味嗜好?…ライフスタイルへの思い?…求める快適な生活って?…
お金だけの損得ではなく、そういった目に見えない部分のどんな価値を「住まい」に求めているのか。
客観的に、自分で自分に聞いてみることこそ大切なのかもしれません。
この記事へのコメントはありません。