毎日生活していく中で、人によっていろんなライフステージ=人生の節目がありますよね。
土地を探して欲しい、中古マンションを探して欲しい…
小さなお子さんがいらっしゃる方や、高齢単身の方など、いろんな方から家の購入の相談を受けます。
ほんとは、そのライフステージ=人生の節目によって住む場所を変えた方が、楽しく快適で豊かな毎日になるだろうな…
みんな潜在的に、そう思ってるはずなんです。
でも、ほとんどの人が30歳前後で、なぜか家を買わなきゃいけない、建てなきゃいけないという考えに縛られる。
そして、大きな住宅ローンを組んで、頑張って返済していきながら、その場所のその家に縛られて生活していく…
「今の時点」での価値観で家を買うのは間違っている…
これからの日本は「家」はどんどん余っていくでしょう。
さらに、コロナ禍の頃をきっかけに「働き方」が変わりました。
都市部に人が集中するのではなく、仕事や生活する範囲も広がりました。
そうなると、家を購入する、家を建てるエリアが広がるので、今までよりだいぶ「安く」買えるようになる。
今時点でこんなこと言っても、物価高、建材費が高騰してる中、こんな声が聞こえて来そうです。
「いやいや、ぜんぜん価格なんて下がってないし、そんなに売りに出てるいい物件も多くないけど…」
でも、少子高齢化で高齢者の割合で考えると、確実に「家」は余って供給量は増えるでしょう。
家を買おう建てようという時に、その時点での「自分のこと」しか見えてない人がほとんどです。
10年、20年先の住宅市場や、その時の自分がどうなりそうか…そんなことは考えもしない。
今の時点の自分の価値観で家を選んで、今の時点の資金計画で大きな住宅ローンを組んで買ってしまう。
「ずっと住める家を建てて、ずっとそこで生活していくことが、先々考えてることになるでしょ!?」…
長い目で見た時に、ほんとにそれだけが理想でしょうか。
人口が増えなければ、家の供給量だけが増えます。
そうなると、欧米のように5年~10年くらいのスパンで、ライフステージが変わるたびに家を売却して住み替えるような時代が来ます。
供給量が多ければ価格は下がりますし、価格が下がれば売買も気軽にできる…
これから家の流通はどんどん増えていくでしょう。
家と土地は、結局、子供に引き継がれない…
家族が変わる、仕事が変わる、子供が入学卒業する、自分の趣味が変わる、生活に求めるものが変わる…
それによって生活する拠点を変えることって、実は自然なことのはずです。
でも、いままでの日本の家の考え方ってそうじゃないんですよね。
何代も同じ家に住み続けて「後継ぎ」を考える…
現代になって、分譲地で、核家族で家を建てるのは当たり前になりました。
それでは、築年数が経ったその家に、今、誰が住んでるでしょうか?
頑張って住宅ローンの返済を頑張ってきたのに、子供は成人して出て行き、もちろん帰ってくる予定もない。
つまり、30坪の3LDKの家を、長期の返済で高額のローンを組んで建てたとしても、結局、子供に引き継がれていない。
30歳前後になったら家を買うべき建てるべき…
それって、これから、どんどん変化していく人生のライフステージに合ったものなんでしょうか?
そこでの生活は、ずっと快適で満足するんでしょうか?
これからは、「家を選ぶ」のではなくて「街を選ぶ」時代です。
この街はこんなに楽しい、この街で新しい人間関係ができた、この街にいると毎日充実感がある。
ライフステージに合わせた街選びが、毎日を豊かにします。
でも、どんなに気に入った街でも、ライフステージが変われば気に入らなくなる。
それでも、今までそこに縛られ生活してきたのが、日本の家なんです。
新しい趣味にはまって、それを楽しめる環境のところに住み替えたい。
定年後は周りに家のない静かな環境で、家庭菜園なんかして半自給自足で暮らしてみたい。
毎日、リビングの窓から海を眺めながら生活したい。
若い頃は車で移動できたが、買い物や移動も車に頼らなくていい環境で生活したい。
etc…
人は、ライフステージで好きなもの嫌いなものの価値観が変わります。
もっと「家」を気軽に考えて、毎日の生活を楽しめる、毎日が充実しそうな環境に住み替えていく。
それって、自分に正直で、する必要のない「我慢」がない、素敵な人生だと思いませんか?
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