先日、土地探しをしているお客様から「もっと安くていい土地ありませんか?」…と相談されました。
確かにいい土地を安く買えたら最高ですよね。
いい物件に出会うために、時間を掛けて一生懸命に探せば見つかるんでしょうか?…たぶん、見つかります。
じゃあ、その物件をものすごく安く買うことができるでしょうか?…無理でしょうww
ほとんどの人が…住宅会社の営業マンですら…誤解してるんですが
値引けばなんとかなるでしょ?…物件なんていくらでもあるでしょ?…情報なんて次から次へと入ってくるんでしょ?
いやいや、そんな簡単なもんじゃないんですよ。
いい土地は、市場に出る前に売られてる!?
仮に、一般の市場に売りに出した時の、半額くらいで売主が売ってくれるとします。
2000万で売れる土地が1000万…すごくいい話ですよね!?…でも、そういう物件は不動産会社がすぐ買っちゃいます。
そして、利益乗っけて、経費乗っけて、また販売するわけです。
不動産会社より先に、この1000万の情報を個人がつかめるかというと、まず無理な訳です。
「だから、そういういい情報を教えて欲しいから不動産会社に相談してるんだけど!」
そう思われるかもしれませんが、情報をもらえた時には、利益乗っけて経費乗っけた数字です。
仕事でやってるんですから、そんな情報だけあげるような、お人好しな不動産会社はいませんww
それでは、市場の価格で2000万くらいで売れそうな土地が1000万で売りに出てたら…
そんな物件は(webやチラシなど誰でも見れる状態)注意しないといけません。
だって、おかしいと思いませんか?…さっきの話の通り、そんな安ければ不動産会社が買うはずです。
こういう物件で良くあるケースでは
・家が建てられない(接道してない)
・物件資料を良く見ると、「心理的瑕疵あり」となってる
・三角形とか、L型とか土地の形が極端におかしい
・近隣に何かしらの問題がある etc…
「なるほどー、だから安いのか…」というような事情がある物件なんです。
結論、市場に出てる物件は、いわゆる相場の価格で売りに出されてるわけです。
ですから、いい土地を極端に「安く」買うなんて無理なんです。
いい土地を探すポイントはズバリ2つです!
①すごくいい物件(条件)だけど、相場の価格と比べて極端に高くない
②トータルでいい物件で、相場の価格で売られている
土地と建物の総額を抑えたいのであれば、このどちらかのポイントに合致する前提で
・希望エリアを単価が安いところに代える
・土地・建物の面積を抑える
・道路幅とか南向きとか、こだわってた条件を再検討してみる
etc…いろいろと方法はあるので検討してみるべきです。
エリアや道路や環境など…いい条件で、極端に安い物件を探すのは、現実的じゃありませんので諦めましょう。
「物件の条件」は マイナス面があっても許せる物件 を探す。
「価格」は 相場に比べて極端に高くない物件 を探す。
…これがいい土地の見つけ方です。
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