利息を減らしたい!~期間短縮型~

不動産購入のための住宅ローンは、皆さん長い期間、返済されますよね。

そのため、借入した後に金利が変化したり、資金に余裕ができたりした場合、固定期間が終わった時に繰上返済を検討した方がいい場合もあります。

繰上返済の方法や仕組みを頭に入れて、将来的に有利な資金計画を立てるようにしましょう。

そもそも繰上返済には・・・

・完済期日より前に、まとまった金額を入金することによって借入残高の全部を返済期間の途中で返済する

「全額繰上返済」

・借入残高の一部を返済する

「一部繰上返済」

の2パターンがあります。ここでは一部繰上返済の中の「期間短縮型」を見てみましょう!

とにかく利息を減らしたい!!

「期間短縮型」とは、繰上返済する金額をすべて元金の返済にあてることで、返済が短くなった期間分の利息が節約できます。

返済を開始したばかりの時の方が、毎月の返済額の中で利息の占める割合が大きいですので、繰上返済が早ければ早いほど、それだけ利息の減る金額が大きくなり効果が出ます。

また、当然、金利が高く返済期間が長いほど、利息の減る効果は大きくなります。

繰上返済の条件は!?

繰上返済できる最低返済額は、金融機関ごとに条件があります。

民間住宅ローンでは1円から可能なものもあります!

繰上返済手数料は、変動金利期間中より固定金利期間中の方が高いものや、数千円~のもの、インターネットや電話などで簡単に繰上返済の手続きができて手数料が無料なものなど様々です。

今でこそ、繰上返済は当たり前になり、手数料に関して詳しい説明が無い場合もあるかもしれませんが、将来的に手数料の違いは、繰上返済する回数が増えるほど、バカにならないものです。

必ず事前に確認しておくようにしましょう。


繰上返済は、利息軽減や支払総額を抑えるための非常に効果的な方法です。

ただし、手元の資金がそれだけ減ってしまいますので注意が必要です。

繰上返済をして、生活が厳しくなった・・・なんてことにならないように、予備費として毎月の生活費の半年~1年分は確保しておくようにしましょう!

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、パナソニックホームズ株式会社(旧パナホーム株式会社)に営業職として1999年入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード・水草水槽・自転車

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