固定金利期間選択型は、そのリスクと注意点を把握して、今後の金利動向によってどのように返済額が変化する可能性があるのか、試算しておくことが重要です。
また、どのような方に向いているのか、確認してみましょう。
固定金利期間選択型のリスクと注意点!
固定金利期間選択型の場合、固定金利期間終了後に再度、固定金利期間を設定することができ、その時点の金利をもとに返済額が見直されます。
変更後の毎月返済額については、一般的な変動金利型のように従前の返済額の1.25倍までというルールはありません!
借入当初の返済額のみでなく、金利改定後の返済額についても、勘違いしないように試算しておくことが重要です。
特に、返済期間が長い場合、3年固定などのように固定金利期間が比較的短いタイプでは、固定金利期間が終了した時点でまだ残返済期間が長く、それだけ金利上昇リスクにさらされると言えます。
こうした返済額増加を少しでも避けるためには、金利改定時に繰り上げ返済で借入残高を減らすといった対策も必要になってきます。
固定金利期間選択型は、こんな人に向いている!?
固定金利期間選択型は、固定金利期間終了後の返済額変動に対応できる人に向いていると言えます。
例えば・・・
・固定金利期間終了時までに繰り上げ返済用の預貯金が貯められる人
・そのころに保険の満期金などまとまった資金が入る人
・子供の教育費のピークが過ぎて、数年後は返済額を増やすことが可能な人 etc・・・
将来のライフプランや家計負担の変化を考慮して、子供の教育費の目途がつくまでは金利を固定させて安定的に返済できるようにするなど、より安心度の高いプラン設計が大切ですね。
固定金利期間選択型は、固定金利期間終了後においても金利引き下げが適用されている場合があります。
引き下げ幅も反映させて資金計画を立てるようにしましょう!
この記事へのコメントはありません。