不動産購入のために住宅ローンを組んだ時に、ライフイベントや、家計やお給料の状況次第で、月々の返済額を減らしたい方もいらっしゃると思います。
繰上返済をして返済額を減らす形を「返済額軽減型」といいますが、いったいどんな場合に利用したらいいのか、「期間短縮型」との違いを理解しておくと、有利な繰上返済ができます。
毎月の返済額を減らしたい!!
「返済額軽減型」とは、基本的に返済期間は変えずに、繰上返済をして毎月の返済額を減らす方法です。
繰上返済した額はすべて元金の返済に充てられます。
なるべく早い時期に、金利が高い時に、返済期間の残りが長いほど、利息の減る効果が大きくなるのは「期間短縮型」と同じです。
どんな時に「返済額軽減型」を選べばいいの!?
同じ金額を繰上返済した場合、支払う利息が多く減るのは「期間短縮型」と「返済額軽減型」のどちらでしょうか!?
答えは「期間短縮型」です。
ただ、支払利息が多く減るからといって「期間短縮型」だけを選ぶのは危険です。
家計の支出が増えたり、収入が減ってしまって、毎月の返済が厳しくなってしまったら、どうしますか?・・・
このような時は、毎月の返済を抑えて少しでも余裕ある生活を送りたいですよね?
その場合は、支払利息の軽減効果が小さくても「返済額軽減型」を検討しましょう。
毎月の返済が厳しくなっても、繰上返済できる貯蓄があるなら、それを返済に充てればいいのでは?・・・
と考えられる方もいらっしゃると思います。
ただ、その場合では月次の家計の決算で、マイナスになっているケースが多いのではないでしょうか?
できれば行き当たりばったりの資金計画ではなく、月次で収支を見直し、それに合わせた繰上返済をしていくことをおすすめします!
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