賃貸住宅の運営管理の形

どういう形で賃貸住宅を管理していくか!?

ご自身の経営の方針や、希望のオーナーライフに合った運営管理の形を選びましょう。

「一括借上げ」はリスクがある!?

「一括借上げ」で賃貸住宅を経営するリスクが全て無くなるわけではありません!

例えば30年の一括借上げ契約を結んだとします。

「一括借上げ」は「管理委託」より費用がかかる代わりに、入居の有無に関わらず、契約した賃料を受け取ることができるのがメリットです。

しかし、その場合、管理会社が保証する賃料は、一定期間ごとに見直されるのが普通です。

また、必要に応じて適切なリフォームを行うことなどが契約条件となります。

(※一括借上げは、管理会社によって条件に差がありますので、ご注意下さい。)

管理会社側からすれば、リスク回避のためにも、築年数や入居者の要望の変化に合わせて運営していく必要がありますから当然ですよね。

たまに、「一括借上げでお願いしてるから、ずっと問題なし!・・・」というオーナーさんを耳にしますが、そんな訳はありません・・・。

どちらがリスクを負うかという話です・・・。

あとで管理会社と問題にならないように、賃料や修繕管理の条件はしっかり確認しましょう。

反対に、空室の不安が無い、本当に良い立地の場合はどうでしょう!?

あえて家賃の10〜20%程度も手数料を支払うより、「管理委託」の方が経営面では有利な場合もあります。

このような運営管理方法の違いを良く理解して、選択するようにしましょう。

成功するには建ててから!?

以前はオーナーが自分で賃貸住宅を運営管理するケースも多かったです。

しかし、今ではほとんどのアパートが何かしらの形で管理委託していますよね。

昔と違い、今は入居される方の意識レベル(住環境や法的権利など)も上がっています。

それに伴い

・手続きや建物に対しての専門的な知識

・入居者への対応

・入居募集活動

・建物の維持管理や現状回復のための修繕工事

これらを高いレベルで一般の方ができると思いますか!?

正直、まず難しいでしょう。

ですから、今では多くの賃貸経営者が、それらの業務を任せる「管理委託」や、賃貸住宅をまるごと管理会社に賃貸する「一括借上げ」を採用しているんです。


築年数が経ったとしても、入居者に選ばれ続ける賃貸住宅であるためにはどうしたらいいか!?

そのポイントとなるのが、建ててからの運営管理です。

資産価値を長く維持するためにも、ご自身の経営の方針や、希望のオーナーライフに合った運営管理の形を選びたいですね。

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、パナソニックホームズ株式会社(旧パナホーム株式会社)に営業職として1999年入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード・水草水槽・自転車

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