~団体信用生命保険編~
住宅ローンと併せて利用する団体信用生命保険(通称=団信)。
フラット35など一部、団信加入が任意の金融機関もありますが、団信に加入せずに借入した場合、申込契約者に万が一があった場合どうなると思いますか!?
万が一、借入者が死亡したり、高度な障害状態になっても、返済を継続しなくてはいけません・・・。
考えたくもないですね・・・。
返済途中で残された家族は、毎日の生活に大変苦労することになります。
団信は加入しなくてはいけないの!?
団信は、住宅ローンの返済中に、申込契約者が「死亡」「高度障害状態」になった場合に、保険会社が残債を金融機関に支払う仕組みです。
団信に加入さえしていれば、万一のことがあっても、住宅ローンの残高が保険金額として支払われ、ご家族に負債を残さずに済みます。
ここで注意が必要なのは、団信加入者はあくまで被保険者であり、保険会社と契約するのは金融機関なんですね。
一般的な生命保険と違って、保険金額は「借入残高」となります。
当然、返済が進めば借入残高が減るので、保険金額も減ります。
矛盾しますが、あまり過度な保険内容にしても、「あくまで借入残高が保険金額」です。
ご自身の現在、契約している生命保険や、今回の団信の内容を良く確認しておきましょう。
ほとんどの民間住宅ローンは団信加入が条件です。
今まで大きな病気や、通院などされている方は、早めに不動産会社や住宅会社の担当に相談してください。
先行して、団信の審査だけすることも可能です。
団信保険料はどうやって支払うの!?
団信保険料の支払い方法
①そもそも金利に団信保険料が含まれる
②金利に一定率を上乗せする
③返済とは別に支払う
だいだい大きくはこの3パターンでしょうか。
団体扱いの生命保険になるので、保険料は低いですし、「死亡」「高度障害」の保障に関しては年齢条件もありません。
税法上で気を付けなくてはいけないのは、団信保険料を別途支払いしても、生命保険料控除の対象にはなりませんのでご注意を。
ガンになったらどうなるの!?
団信の保障対象は、基本的には「死亡」「高度障害」です。
しかし、最近では、「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」を加えた3大疾病保障付団信や
「高血圧」「糖尿病」「慢性腎不全」「肝硬変」も加えた7大疾病保障付団信
「慢性膵炎」も加えた8大疾病保障付団信も当たり前のように提案・利用されるようになってきました。
団信はあくまで返済中のリスクを回避するためのものです。
団信ありきではなく、まずは、返済計画が大切です。
金利や商品性から住宅ローンをしっかりと検討・選択して、それからその金融機関が扱う団信を検討するようにしましょう!
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