先日、土地を購入して住宅の建築を考えてる方から
「家を建てるのに、頭金っていくら用意すればいいんですか?…」と質問されました。
超低金利な状況なので、現金は残しておいて借入する…というのもひとつの考え方です。
でも、借りる金額が増えれば借入諸費用も増えますし、低金利とはいえ長く返済することを考えると利息の総額も大きいですよね。
そもそも「頭金」ってなんなのか?…
いまでは住宅ローンで物件価格と諸費用を合わせて100%を貸してくれるところも多いですが、昔は物件価格の80%とか90%まで…なんてところが多かったんです。
仮に5000万の土地建物を買おうとすると、90%までだと借入できる金額は4500万、残りの500万は現金を用意しないといけません。
これが「頭金」=「自己資金」と言われるものです。
自己資金をたくさん用意できれば、借りるお金が少なくて済みます。
当然、借りるお金が少なければ少ないほど、毎月・毎年の返済負担額は少なくてラクになります。
逆に言えば借りるお金が多いほど、返済総額(元本と利息)は大きくなっていきます。
35年とか長い期間返済していけば、その間利息がかかりますからね。
自己資金を少なくして月々の返済負担を減らしたい場合は、借りる時に借入期間を長めに設定しておくこともひとつの方法です。
ただ、やはり返済総額で考えると、それだったら何年かごとに100万でも繰上げ返済して支払利息を減らす方が理想的です。
繰上げ返済した時のシミュレーション(出典:価格.com住宅ローン)はwebサイトや借入先の銀行でも試算できます。
家を建てるのに住宅ローンを組む時には、将来の収入予定を予測しながら、納得のいく借入額と自己資金額を設定したいですよね。
忘れがちなのは、住宅ローンにかかる諸経費だけじゃなく、注文住宅であれば追加工事や仕様変更の費用、家具や家電の購入費用も考えておかなければなりません。
預貯金の大半を頭金にするのではなく、予定外の出費に備えておくことも必要なんです。
手元にある程度まとまったお金がなく、支払が必要なイベントが起こっても支払えない=対応できなくなっては困りますからね。
現在の収入と返済のバランスや、ライフプランに合わせた資金計画を意識して、無理のない返済ができるように頭金の金額を決めましょう。
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