住宅ローンに関するお話で、みなさん「つなぎ融資」ってご存知ですか?
つなぎ融資とは、住宅ローンの融資実行までの間に一時的に借りるローンのことです。
当然、住宅ローンの融資が実行されることが前提になります。
融資実行時に一括で返済する短期のローンのため、抵当権は設定されません。
通常の住宅ローンより金利が高いことが多いですので、利用する前に、不動産会社や住宅会社の担当に良く確認するようにしましょう。
どんなケースで利用するの!?
①フラット35を利用する場合
フラット35では、融資の実行日が月に1~2回など限定されています。
購入物件が引き渡しされるのに、融資が実行されるのは少し先・・・。
こういった物件の引き渡し日と融資実行日が異なる場合に利用します。
②財形住宅融資や民間金融機関の場合
財形住宅融資や、民間金融機関によっては、住宅の引き渡しと所有権の移転登記が済み、抵当権設定登記が完了した後に融資が実行されます。
しかし所有権の移転登記をするには購入代金全額の支払いが必要になります。
そこで一時的に資金を立て替えるつなぎ融資が必要となります。
※金融機関によっては、最初の購入時に融資を実行できたり、分割して融資を実行できるところもあります。
「つなぎ融資」と「初回実行」どちらがいいのか、検討している金融機関に、一度確認してみるといいかもしれません。
つなぎ融資のイメージ
※土地を購入し、住宅新築の場合
つなぎ融資開始 (金利のみ支払い) | つなぎ期間 | つなぎ期間 | つなぎ期間 | つなぎ終了 (住宅ローン返済開始) |
①土地代金の支払い (土地に抵当権設定なし) | ②着工時の支払い | ③中間時の支払い | ④竣工時の支払い | 住宅ローン実行 (つなぎ融資の精算) |
いかがでしたか?
住宅ローンはただ借りるだけでなく、業者への支払いや融資実行のタイミングも検討しないといけないのですね。
物件購入の資金計画の検討時に、不動産会社や住宅会社、金融機関に事前に確認するようにしましょう!
この記事へのコメントはありません。