住宅ローンの金利の種類⑤

~金利ミックス型編~

皆さん、住宅ローンの金利をミックスできるってご存知でしたか?

あんまり、不動産会社や住宅会社の営業マンは勧めてこないので、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

なんで、勧めないかって、手続きが少し手間がかかるから(笑)多分ですけど。

でも、違う金利タイプを組み合わせて借りることで、効果的なケースもあるんですよ!

金利ってミックスできるの!?

色々な金利プランがあるけど・・・

単純に金利2つを2で割るような話ではなくて・・・

一部を全期間固定金利、残りを変動金利・・・というように異なる金利タイプを組み合わせて借りることです。

例えば・・・

「全期間固定」+「固定金利選択(3年・5年・10年etc)」

「3年固定」+「10年固定」

組み合わせる時に、金融機関によっては、2本立て(2つの住宅ローン)になる場合と、1つの住宅ローンとみられる場合もあります。

2本立ての場合は、書類や手数料も2件分になるので、注意が必要です。

どんな時に金利ミックスを利用した方がいいの!?

例えば、全期間固定と3年固定を比べた時に、借入当初の金利は3年固定の方が低くて、毎月の返済額も少ないですよね!?

でも・・・全期間固定の方が、3年固定よりも金利や返済額は高いけど、今後金利が上がっても心配ないし・・・悩む・・・ような場合。

そんな時に、この2つを組み合わせちゃうんです!

全期間の安心感を確保しつつ、3年固定と合わせて毎月返済額を抑える

住宅ローンをただ借入する「債務」としてだけの考えではなく、借入を楽しんで返済してみましょう!

ただし、いいことばかりでなく、金利が上昇トレンドに乗ってしまうと、金利をミックスしちゃったために全期間固定の金利を超えて、3年固定の金利が固定金利期間終了後に、全期間固定の金利を超えてしまう場合もある訳です。

最悪、結果的に総返済額が、全額、全期間固定で借りた場合より多くなってしまうんですね・・・。

ひとつの金利プランだけより安心!

また、金利プランの組み合わせだけでなく、異なる返済期間のローンを2つ組み合わせる「ミックスローン」というものもあります。

金利プランの組み合わせ、返済期間の組み合わせ

組み合わせ比率や将来の金利動向によっては、予想以上に金利上昇の影響を受ける可能性もあるので、そのリスクはしっかりと認識した上で、利用するようにしましょう!

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、パナソニックホームズ株式会社(旧パナホーム株式会社)に営業職として1999年入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード・水草水槽・自転車

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