銀行の窓口に住宅ローンの相談に行って、渡されるチラシに書いてある「金利引き下げます!」みたいな文章。
そもそも、金利の種類も良く分からない上に、何を引き下げるの?って思いませんか?
実は、金融機関の住宅ローンには「店頭金利」として、ちっちゃく〇%と書かれてるのに加え、おっきく「期間限定!〇%引き下げ!」みたいに書かれてるとこがほとんどです。
この「店頭金利」というのがポイントで、この金利が、市場金利に合わせて各金融機関が設定している本来基準となる金利なんですね。
一方で、最近ほとんど目立つのは「金利引き下げキャンペーン!」などとうたって、申込期限などを設けて、先ほどの店頭金利から一定割合を引き下げる「引き下げ金利」です。
特に金融機関では変動金利や固定金利期間選択型(5年・10年など)に多いですね。
引き下げ金利の主なものを見てみましょう!
金利を引き下げるのは、最初だけ!?
代表的な「当初期間引き下げタイプ」は引き下げ幅が当初は大きく、期間終了以降は小さくなるのがほとんどです。
例えば当初は、金利引き下げ幅が1.0~1.8%なのが、固定金利期間終了後は0.2%~0.4%になるような感じです。
ただし、この前後の金利は金融機関によって、結構違いがありますので、そこも検討材料のひとつにしましょう。
全期間引き下げてくれないの!?
「全期間一律引き下げタイプ」も存在します。
ただし、引き下げ幅は小さいです。
例えば、引き下げ幅が全期間0.7%~1.0%程のところが多いですね。
全期間に渡って一律に金利を引き下げてくれるので、固定期間終了後に金利上昇する事態になっても、当初引き下げよりは、安心感はありますね。
当然、店頭金利も変化しますので、当初引き下げか、全期間引き下げか、どっちがいいのかは将来の金利を予測するくらい不可能です。
しかし、現在の金利を基に、2つを比べた場合の試算は必ずしておきましょう。
不動産会社や住宅会社の担当に相談すれば計算してくれます。
ご自分でやった方がいいことは、やはりライフイベントの整理です。
当初期間引き下げ終了のタイミングで、ご家族の中で資金計画に関わる大きな行事はありませんか?
仮定の総返済額と、ライフイベントの両面から、判断できる根拠をつくりましょう!
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