空き家を放置するデメリット…放置空き家がもたらす被害。

先日、仕事で、郊外の海沿いと山間部の道路を運転する機会がありました。

車を走らせていると、人影を見ることもなく、見る家ほとんど誰も住んで無さそうなんです。

今、全国的に空き家問題が深刻になっており、ここ新潟県内でも、空き家が年々増えているようです。

空き家を放置することには、様々なリスクがあります。

資産価値が下がって売るのが難しくなってしまったり、近隣や地域に迷惑をかける場合もあります。

※用語の解説

■空き家…二次的住宅、売却用の空き家、賃貸用の空き家及びその他の空き家
□二次的住宅…週末や休暇時に使用される住宅で、ふだんは人が住んでいない住宅や、ふだん住んでいる住宅とは別に、たまに寝泊まりしている人がいる住宅
□売却用の空き家…新築・中古を問わず、売却のために空き家になっている住宅
□賃貸用の空き家…新築・中古を問わず、賃貸のために空き家になっている住宅
□その他の空き家…賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家(放置されている空き家や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅など利用目的のない空き家)

(出典:新潟市の空き家の現状|新潟市HP)

空き家を放置するデメリット

いま住んでいる家の他に、手入れしてない「空き家」や、近い将来「空き家」になる可能性がある家をお持ちですか?

「空き家を持ってるけど、全然見に行ってないな…」

もし、こんな状態であれば、将来大きなトラブルに注意が必要です。

また、「人が住まない家は傷みやすい」と良く言いますが、実際その通りで資産としての価値も落ちてしまいます。

場合によっては、放置しておくだけでお金が掛かる可能性もあります。

手入れしないで空家を持ち続けるのはリスクがあります。

考えられる7つの大きなリスク

老朽化による倒壊リスク:建物の劣化が進んで、倒壊や瓦や外壁等が落ちてしまうような事故の危険性が高まります。

不法侵入・犯罪リスク:管理されていない空き家は、不法侵入や放火、犯罪の場所にされる可能性があります。

衛生リスク:ゴ〇ブリなどの害虫・ネズミやタヌキなどの害獣の発生、ゴミの不法投棄、悪臭…近隣や周辺地域の衛生環境を悪くしてしまいます。

景観悪化:建物の老朽化や庭の雑草などで、近隣や周辺地域の雰囲気や見た目も悪くなってしまいます。

近隣住民とのトラブル:倒壊や落下、害虫、悪臭、治安が悪くなったりで、近隣住民とトラブルになったり、損害賠償請求される可能性もあります。

固定資産税の負担増加:「特定空き家」に指定されると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなり、税金が上がる可能性があります。

資産価値の低下:建物の劣化が進むと、資産価値が下がって売るのが難しくなります。

このように、空き家の管理不足は、色々なトラブルになる可能性があります。

空き家を持っているだけである程度のリスクは覚悟しなければいけません。

そして、そのリスクを最小限に抑えるために、その空家に合った管理や対処が必要なのです。


まとめ

使わない空き家を放置していると、色々なリスクに加えて管理費や税金の支払いもあり、デメリットばかりです。

しかし、空き家は、使い方次第で利益を出せる資産になる可能性もあります。

空き家を放置されている方は、居住用として見直したり、賃貸や売却など、活用方法を早めに検討した方がいいでしょう。

空き家に関しては、管理やメンテナンスだけではなく、活用方法や相続、税金など、専門的な知識が必要です。

何からはじめていいのか検討がつかず、自分だけで抱え込んだまま、そのままにされる方も多いです。

一度、不動産会社などの専門家や、心配であれば行政の窓口へご相談されてみるといいかもしれません。

世帯数が減少して空き家率が上がり、これから家がどんどん余っていく時代になるでしょう。

持っている家が空き家になったらどうるか?…早めに考える必要がありますね。

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、某ハウスメーカーに営業職として入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード

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