元を活かすか、一からか!?…知っておきたいリフォームと建替えのポイント

「そろそろ外壁が限界みたいだけど、どうしようか・・・水回りも古くなってきたし・・・。」

築年数が経過して来て、建て替えるかリフォームするか、いっそ住み替えるか。

必要に迫られて、悩む方も多いと思います。

白紙の状態から考える!?

白紙の状態から、一から新しい住まいにしたいなら、当然、建替です。

土地の中での建物の配置や、間取りも今までの形と変えることができます。

また、建材や設備も最新のものを選んで、「今の時代の住宅」が実現します。

注意しないといけないのは、当時の法律から現行の建築基準法に適合させる必要があります。

例えば、用途地域が変わって高い建物が建てられなくなったり、接道義務により、道路から敷地の後退があったりして、元の住宅より高さや大きさが制限される場合があります。

それではリフォームの場合はどうでしょうか?

もちろん、耐震性が取れれば、間仕切りを取ってワンルームにしたり、和室を洋室にしたり、増築したり減築したりもできます。

どれくらいの費用が掛かるの!?

費用面で言えば、建て替えよりリフォームの方が抑えられるケースが多いでしょう。

まず基礎工事が要りませんし、解体費用も建て替えほど掛かりません

総額にもよりますが、借入する場合や、登記などの諸費用も抑えられますね。

設備の交換だけなんていう場合は、当然、建て替えより全然費用はかかりません。

間取りを変えるリノベーションや、断熱工事、耐震工事などの大掛かりなリフォームでも、元の構造体や基礎を利用しますので、その分が建て替えより安くなります。

とにかく早く新しい住まいにしたい!?

工事の期間は、建て替えより、元の形から修繕するリフォームの方が早いです。

費用面と同じく、新築時に約1ヶ月かかる基礎工事や解体工事が要らなくなりますので、単純に2ヶ月近く短縮できます。

また、木造建築であれば、骨組みの組み立て工事も不要です。

増築する場合や基礎の補強などを行う場合は、工期は長くなるので注意しましょう。


建て替えるかリフォームするか、いっそ住み替えるか。

ご自身の予算と、今後どういう暮らしをしたいのか、相続人にどういう形で資産を残すのか・・・

これらのポイントからある程度、計画の方向性を決めて、不動産会社や住宅会社へ相談するのがお勧めです。

途中で軌道修正される方もたくさんいます。

遠慮せずに、アドバイスをもらいながら、ご自身にとってベストな選択をしましょう。

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、パナソニックホームズ株式会社(旧パナホーム株式会社)に営業職として1999年入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード・水草水槽・自転車

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