月々の返済額を減らしたい!~借換え編~

不動産を購入する時の住宅ローン。

大きな買い物ですので、その返済の負担も、長く大きいですよね。

ある時、ふと・・「毎月の返済額を少なくしたい・・・。」そんな風に考えられる方も多いと思います。

そんな時に「住宅ローンを借り換える」ということも、ひとつの手段です。

それでは、その意図と対処法、注意点を見てみましょう。

年収が少なくなってしまった・・・。

長い返済期間中には、家計の収支の変化も当然起こりえます。

収入が減ってしまったり、支出が増えたり、今の返済額そのものを軽くしたいというニーズは、借換えの動機として一番多いのではないでしょうか。

ケーススタディ

Ⅰ:大黒柱であるご主人の年収が減ってしまった・・・

Ⅱ:はじめは共働きだったが、奥様がお仕事を辞められた・・・

Ⅲ:教育費などの支出が増加してしまった・・・

Ⅳ:当初、変動金利もしくは固定金利で借りたが、金利の見直しで返済額が上がってしまった・・・

今の月々の返済額や期間と、比較してみよう!

例えば、長期の固定金利を選んで、今から10年間は3%の金利が固定されているとします。

この場合、10年固定1.5%の住宅ローンに借換えをすると、10年間は金利差分の返済額が抑えられます。

まずは当面の返済を抑えたい場合に有効ですね。

借換えの諸費用は掛かりますが、今の月々の返済額と、借換えした場合の月々の返済額の差額の10年間分を計算してみて、諸費用を含めても当面の効果が出るのか計算してみましょう!

①(当初の月々返済 ー 借換えした月々返済) × 12ヶ月 ×10年間 = 10年間の借換え効果

②10年間の借換え効果 ー 借り換えるための諸費用 = マイナスでなければ効果有

注:10年後には金利が見直されるので、金利が上昇リスクも考えて、返済額が増えた時の対策も考えておくことが必要です。


毎月の返済額を抑えるための借換えは、その後の返済額がどう変わる可能性があるのか、把握しておくことが必要です。

数年先に満期保険金が入るとか、子供の教育費負担が無くなる・・・などの要素があるようであれば、返済が増えた時のために貯蓄しておくなど、長い目で見て返済可能なプランを考えるようにしましょう!

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、パナソニックホームズ株式会社(旧パナホーム株式会社)に営業職として1999年入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード・水草水槽・自転車

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