不動産を購入した時に組んだ住宅ローンの借換え。
その申し込みの際には、最初に借入した時と同じ様に審査が行われます。
したがって、当初は借入できたとしても、その後の借入契約者の状況の変化によっては、実は借り換えができなくなることもあるんです!
どんな時に借換えができなくなるのでしょうか?・・・
ライフプランが変わってしまった・・・
不動産購入時の住宅ローン選びの際に、営業マンから「将来金利が上がったら、借換えすればいいんですよ!」というアドバイスを受けた方・・・いらっしゃるのではないですか?
確かに、間違いではありませんが・・・
しかし、借換えであっても、担保評価や収入、勤務状況など総合的に審査される点は、当初借入時と同じです。
そのため、ご本人の状況(ライフプラン)の変化により、将来借換えできなくなることも十分考えられます。
独立や転職したらどうなるの!?
住宅ローンの多くは、借り入れ条件として最低勤続年数を定めている場合が多く、独立・転職直後の借換えは一般的には難しくなります。
これは、初めに住宅ローンを借りる場合と同じですね。
また、現在の住宅ローンの返済中に、病気などで健康上の問題が起こってしまった場合、団信の審査が通らずに借換えができなくなることもあります。
さらに、当初は自分が住むために購入した住宅だったけど、転勤や結婚などにより転居し、借入先の承諾を得て賃貸に出した場合も「収益物件」とみなされるため、住宅ローンとしての借換えは難しくなります。
収入が減ってしまったら!?
例えば借入当初より収入が減ってしまい、金利の低い住宅ローンへ借り換えを考えるケースもあるでしょう。
しかし、実際の適用金利に関わらず審査金利は別に設けられているため、返済負担率で借換えが難しくなることも考えられます。
また現在返済中の住宅ローンやそれ以外のローン(マイカーローン・クレジットカードなど)で延滞をした場合にも借換えは一般的に難しくなります。
「延滞」は審査をする上での「個人信用情報」に影響を及ぼします。
初めに住宅ローンを組む場合も同じですが、借りたものの返済が遅れる=NG・・・特に注意しましょう。
特に将来のライフプラン(転職、独立、結婚、賃貸に出すetc・・・)に変更がありそうな場合には、借換えを前提とした住宅ローン選びは大変リスクがあります。
安易に「将来、借り換えればいい」と、低金利でとにかく融資額を増やすのではなく、ライフプランの変化を想定した資金計画を立てましょう!
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