先日、賃貸物件をご案内している時に、お客様にこんなことを言われました。
「TV見ないんで、ソファは特に置かないです。ダイニングテーブルがあれば。」
今の住宅の平均的な部屋数はどれくらいでしょうか?
3LDK?4LDK?
LDKにどれくらいの数字がくっつくか・・・そんな感じですよね。
先のお客様のように、ソファを置かないとなると、「L」にどれくらい意味があるんでしょうか?
私もハウスメーカーの営業マンだった時は、当然のように、その空間を提案してましたが、リビングってそもそも何なんでしょう?
普通に想像するとリビングは洋風なお部屋・・・ですよね。
おそらくリビングが無い住宅は日本にほとんどないでしょう。
そこは、家族がなんとなくいる空間。
「リビングで何したらいいですか?」
そんな質問をされたら、どうやって答えるか困りますw。
映画や音楽を楽しむ?家族の団らん?くつろぐため?
人によって違います・・・というのは当たり前。
自分のライフスタイルを振り返っても、確実にリビングはこういう使い方をするんですよ!って答えられる人は少ない気がします。
なんとなく、私がそのシーンを勝手に想像すると・・・
共働きの夫婦で、お子さんが2人だったとします。
夕方、子供たちが学校から帰ってきてお風呂に入って、夕ご飯を食べて、なんとなくリビングのソファに寝っころがります。テレビつけながら、それは見ずに漫画見ながら。
そしたらお父さんが帰ってきて、お母さんはまだダイニングにいます。
夫婦でそんなに会話もせず、リビングの音が聞こえてくる中で、子供たちが2階にひきあげます。
お父さんだけ少し遅いご飯を食べはじめる・・・
案外、こんなところじゃないでしょうかw。
子供が高校生になれば、もっとその場にいないでしょうし、大学生になればその空間からいなくなります。
大体のご家庭が、食事をする時にTVがついてるんじゃないでしょうか。
TVをダイニングから見ることができる、リビングのどっかに置いてますよね。
食事しながらTVを見てて、TVを消して語り合う・・・
あんまり考えにくいですよね。
やはり、おそらくリビングの主役は「テレビ」なんでしょう。
今は、スマホやタブレット、ポータブルプロジェクター(出典:Rakutenラクマ)で個人が見たい時に、見たい場所で情報を見る時代。
もし、大画面のTVが無くなったら、リビングの存在はどうなってしまうのでしょうか?
家の中で一番広いお部屋であるリビング。
皆さんはどんな使い方をされますか?
この記事へのコメントはありません。