リフォームした方がいい?・・5つの目安

人の身体が成長して、老いていくのと同じように、住まいも変化します。

極端な話、住まいは建てた時から老いていきます・・・

長い間、快適に、安心して過ごすためには、どうしたらいいのでしょう?

・年数が経ったときの、太陽の紫外線や雨風による劣化、破損の対策

・家族の環境が変わった場合の間取りの変更

・冷暖房器具や設備など、壊れた時や、省エネへの対応 etc・・・

今、自分の住まいはどういう状況なのか?

常に現状を把握して、いつまでも快適に生活したいものですよね。


今のあなたのお住まい、どんな状態ですか?


漠然とどんな状態と聞かれても・・・良く分からないですよね。

そもそも、住まいのどこをチェックしないといけないのでしょうか?

①耐震性

ここのところ、また地震が多くなっています・・・

いつどこで、どれくらいの大きさの地震が来るか分からない不安。

昭和56年6月1日に耐震の基準が改正されました。

中古住宅の購入を検討されたことは、聞かれたことがあるかもしれませんが、「旧耐震」「新耐震」なんて言われますね。

もし、お住まいが「旧耐震」=昭和56年5月31日より前に建築されたものであれば、それはつまり、現在の建築基準法の耐震の考え方と違うということです・・・

大きな地震が来る前に・・・是非、⇒耐震診断を検討しましょう。

(出典:一般財団法人 日本耐震診断協会「耐震診断とは」

②外壁と屋根

太陽の紫外線と、雨風の影響を受ける外壁と屋根はリフォーム費用の中でも、特にお金がかかるところです。

定期的に点検して、早め早めのメンテナンスを心がければ、長く安心して暮らせますし、突発的な大きな出費を抑えることができます。

外壁のここをチェック!

①外壁を手のひらで撫でてみましょう。白い粉がついたり、塗装が剝がれてたりしてませんか?

②外壁の同じ面がズレてたり、一部が浮いてたりしてませんか?

③ボード(サイディング)の外壁であれば、ボードとボードの間の隙間が目立ってませんか?

屋根のここをチェック!

①遠くから自宅を眺めて、瓦の表面がすすけていたり、錆びたりしてませんか?

②屋根の先の雨どいがズレていたり、外れてぶら下がってたりしてませんか?

③室内の天井にシミはありませんか?(雨漏りの可能性)

③断熱性

ここからは、チェックというより改善です。

冬寒くて、夏暑くありませんか?

そりゃ、寒いよ!」という声が聞こえて来そうですが、断熱性能が低い住まいでは、ヒートショックや熱中症が心配です。

屋外の熱の影響を受ける大半が窓です。また、逆に屋内の熱が逃げる大半が窓です。

その窓に内窓をつけることで、かなり断熱性は変わります。

先日、戸建借家に入って頂いた方のご希望で、内窓を設置しましたが

暖房つけなくても、すごく暖かい!」と大変喜んでいただきました。

その他に断熱性を高めるために、壁・天井・床に断熱材を入れる方法もあります。

断熱性能が上がる=遮音や、冷暖房費が抑えられ省エネにもつながります!

④バリアフリー化

住まいに長く住めば、家族の身体の状態も変化していきます。

家族環境の変化で、親御さんや祖父祖母と同居することになったという人もいるでしょう。

実は、高齢者の自宅での事故が大変多いようです。

事故が起きないように、安全に暮らせるように、住まいも形を変えていかなければいけません

また、新型コロナウィルスは高齢者の方が重症化しやすい傾向にあるようです。

これからのバリアフリー工事は、家庭内での感染症対策も考えていかないといけませんね。

バリアフリーになっているかここをチェック!

①屋内のどこかに段差はありませんか?

②ご家族が車いすでの生活となった場合、道路~玄関~廊下~お部屋の入口まで車いすで通れますか?

③玄関・トイレ・洗面・バス・階段・廊下・・・通るところに手摺はありますか?

④断熱も大事ですが、感染症対策のための換気設備は、しっかりありますか?動いてますか?

⑤住まいの図面、書類

いざ、リフォームをしよう!・・・

その前に、今の住まいの図面や契約書などの書類、過去にリフォームした内容の分かる資料は保管されてますか?

もちろん、紛失してしまった場合でも、リフォーム会社や、建築士などの目視で確認はできますが、書類が保管されていると、安心した工事内容が選択できます。

依頼する際にも、資料があった方がスムーズですよね。

リフォームを先々に検討している場合は、書類があるかどうか確認しましょう。


昨今、新潟市ももちろんですが、国内で空き家の問題が深刻になっています。

管理がされていない、劣化した空き家から、外壁・屋根の一部が飛んで近隣への被害が出たり、動物が住みついたり、ゴミの不法投棄や放火があったりと、問題が起こっています。

持ち家の場合、ずっと住み続けるのか? 今のお住まいは誰が引き継ぐのか? 貸しに出すのか? 売却するのか?・・・

事前に考えておかなくてはいけません。

今の住まいを長い間、快適に、安心して過ごすためのリフォーム。

貸すために、売るために資産価値を上げるためのリフォーム。

次の世代が、満足して引き継ぐためのリフォーム。

ライフスタイルや、家族環境、自分の個性に合わせて、自分らしく住まいを変化させてみませんか?

株式会社usuki宅建事務所 代表取締役
1976年生まれ、おとめ座。新潟県新潟市出身。
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
古民家鑑定士一級・住宅ローンアドバイザー
不動産キャリアパーソン
新潟明訓高校、東洋大学卒業後、パナソニックホームズ株式会社(旧パナホーム株式会社)に営業職として1999年入社。2021年独立、株式会社usuki宅建事務所設立。
趣味:キャンプ・スノーボード・水草水槽・自転車

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