借入の際、金利や返済額だけを見たときに、人によっては全期間固定金利を「不利」と感じる人もいます。
しかし、将来の金利の動きを確実に予想することはできないため、安易に有利・不利とは言えないですね。
ただし、金利上昇リスクがない安心感については確かです!
全期間固定金利型の注意点とは!?
全期間固定金利型の場合、借り入れ申し込みまたは融資実行時点で、借入当初から完済までの適用金利があらかじめ確定しています。
特に、元利均等返済を選べば、毎月の返済額も変わらず、長期的に家計管理がしやすいです。
全期間固定金利型のひとつに、6年目以降や11年目以降に借入段階で既に決められた金利に変更される段階金利型と呼ばれるものがあり、一部のフラット35などで採用されています。
※フラット35の場合、金利が全期間一律型のものと段階金利型のものでは、同じ金融機関でも事務手数料が違う場合があるので注意!
また、全期間固定金利型は、変動金利型や短期の固定金利期間選択型よりも通常は適用金利が高めとなりますが、完済までの金利の動向によっては、最終的に全期間固定金利選択型を選択した方が総返済額が少なくなる場合もあり得ます。
金利の上昇リスクがない点は、借入の段階で総返済額が確定するため、家計管理面で安心感は大きいですね。
全期間固定金利・・・どんな人が向いている!?
将来、金利が上昇して返済額が増加すると支払いが困難になりそうな人や、教育資金の準備など計画的な貯蓄が必要な人にとっては、金利上昇リスクのない全期間固定金利型が向いています。
また、段階金利型は、15年など比較的短い期間で完済できそうな人にとっては、全期間一律型よりも事務手数料を含めた総返済額を減らすことができる可能性がありますので、ケースに合わせて、不動産会社や住宅会社の担当にシミュレーションしてもらうようにしましょう!
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